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雑学

Z世代の意味と由来を分かりやすく解説

Z世代の意味と由来を分かりやすく解説

世代の名前

世代に名前をつける、ということは以前からあり、たとえば有名な世代の名称として「団塊の世代」や「ゆとり世代」などがあります。

団塊の世代は、戦後のベビーブームが背景にあり、主に1947〜49年頃に生まれた世代を指します。団塊というのは、「固まり」という意味で、堺屋太一氏が、通産官僚時代に発表した小説『団塊の世代』に由来します。

他にも、バブル世代は、1965年〜69年生まれで、バブルの時期の大量採用期に社会人になった世代を指し、ゆとり世代は、1987年〜2004年頃に生まれ、ゆとり教育を取り入れた時代に学生時代を過ごした世代を意味するなど、世代の名前は、社会環境に由来することも少なくありません。

出典 : 団塊、バブル、氷河期、Z : それぞれの世代の特徴は?

世代で区切って特徴を考える、ということにどこまで意味があるかはわかりませんし、究極的には人それぞれで違うということになるでしょう。

しかし、一方で、環境も人間の特徴や境遇をもたらす一つの要因であると考えれば、全く無関係ということもないのかもしれません。

Z世代とは

その世代の名前のなかで、2023年現在、一番新しい世代の名称としてマスコミなどで取り上げられるものに、「Zゼット世代」があります。

一見すると、意味が見えづらいアルファベット一字の名称ですが、一体どういった由来で、このZ世代という名前がつけられたのでしょうか。

以下、Z世代という用語について分かりやすく解説したいと思います。

まず、Z世代という言葉の発祥はアメリカで、世代的には、1990年代半ば以降に生まれた世代を指します。

Z世代の由来は、アメリカで1960年代半ばから1980年頃生まれの世代を「X世代」と呼び、その後の1980年頃~1990年代半ば生まれを「Y世代(ミレニアル世代)」と名付けたことから、そのY世代に続く世代として「Z世代(ジェネレーションZ」と名付けられています。

そもそもの「X世代」の由来としては、写真家のロバート・キャパが1950年代に発表した、第二次世界大戦後に成長した若者をテーマにしたフォトエッセイのタイトル『Generation X』が挙げられます。

このときの「X」は、「未知」という意味合いで用いられ、当時の人たちにとって未知の新しい世代、といったニュアンスだったようです。

そして、この「X世代」という言葉を使った、ダグラス・クープランドの『ジェネレーションX -加速された文化のための物語たち』という本が1991年に出版され、国際的なベストセラーとなったことで、ある世代を指す、「X世代」という言葉が定着し、X世代の次がY世代、Z世代と続いていきます。

バブル世代やゆとり世代など、日本の状況を反映した言葉とは違い、Z世代というのは、アメリカの発祥ゆえに、特徴を掴みづらい名称となっているのでしょう。

Z世代の最大の特徴としては、生まれた時点でインターネットが使える、「デジタルネイティブ」という点があります。

また、モノ(商品)よりもコト(サービスや経験)に価値を見出す、といった指摘もあります。

生まれた時点でインターネットが利用可能な、いわゆるデジタルネイティブの始まりの世代といわれ、スマホを日常的に使いこなし、SNSにも親しんできたことから、ソーシャルメディアでのコミュニティ形成を重視する特徴があります。

また、「モノ(商品)」よりも「コト(サービス・経験)」など、娯楽や経験に価値を見いだす傾向があり、それは若者のマイカー離れやカーシェアリングなどの消費動向に表れています。さらに、他者との競争よりも自己実現や社会貢献に対する欲求が高いという特徴も指摘されています。

出典 : 初めてでもわかりやすい用語集「Z世代」|SMBC日興証券

確かに、Z世代的な特徴に関しては、こういった点が挙げられるかもしれません。

Z世代と蛙化現象

Z世代への調査(対象年齢は、2023年現在、中学生から26歳まで)による、今流行している言葉の一位に選ばれた流行語が、「蛙化かえるか現象」です。

1位「蛙化現象」
2位「かわちぃ」
3位「うちゅくしぃ/うちゅくちぃ」
4位「トヨナガタクト」
5位「ちゅき」
6位「~ニキ・~ネキ」
7位「お前今日何したんだよ」
8位「スシローを救いたい」
9位「えぐい/えぐいてぇ」
10位「ちょえ」

出典 : Z世代流行語ランキング 1位は「蛙化現象」 中学生~26歳回答

蛙化現象とは、片思いで好きだった人が自分のほうを向いてくれた途端、「気持ち悪い」と感じる、好きではなくなる、といった心理現象を指し、この名称は、グリム童話にある『かえるの王様』という話に由来します。

なぜZ世代で蛙化現象が増加しているのか、という理由については、色々な見方が考えられるでしょう。

たとえば、デジタルネイティブでSNSの交流も盛んなことから、現実の付き合いよりも想像世界の交流のほうが比重が高まり、片思いで想像が膨らんでいるうちは好きであっても、実際にこちらを振り返り、両思いとなる、付き合う、といった「現実」になった途端、引いてしまう、あるいは、イメージが壊れてしまうことに敏感になっている、ということもあるのかもしれません。

また、自己肯定感の低さから、自分で自分のことが嫌いであり、その気持ち悪い「自分」を好きになった相手に対しても嫌悪感を抱く、という心理が働くこともあるようです。

蛙化現象によって突然嫌われる経験も多いゆえの反動なのかもしれませんが、途端に冷める蛙化現象ならぬ、好きならなんでも受け入れるへび化現象という言葉も一部で話題になっています(参考 : “蛙化現象”の次は“蛇化現象”? TikTokで「恋人の気持ち悪い行動が好き」という人が相次ぐ)。

全部を受け入れてくれる、受け入れ合える関係性を求める傾向もあるのでしょうか。

世代でくくって特徴を規定する、というのは少々乱暴ですが、ただ、デジタルネイティブや、SNSであったりLINEなど、情報の取得方法やコミュニケーションツールによって、色々と違いが生じる、というのはあるかもしれません。

以上、一番新しい世代の名称として使用される「Z世代」の意味と由来でした。