言葉の意味・由来

小一時間とは、何分を意味するのか

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小一時間

日常で「小一時間」や「一時間弱」といった表現を使うことがあると思います。

だいたい「一時間前後」なんだろうなとは思いつつも、多いのか少ないのか、何分くらいなのか、細かいことがわからないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「小一時間」や「一時間弱」の意味について解説したいと思います。

小一時間は、一時間よりやや少ない

日常で、「小一時間ほど散歩した」「カフェで小一時間ほど時間を潰した」といった使い方がされる「小一時間」という言葉。

小一時間とは、一時間ぴったりではないものの、大体一時間くらいで、「それよりもちょっとだけ短いくらい」の場合を指します。

ちょっとぼんやりとした表現なので、ビジネスシーンなどでは、しっかりと「一時間以内」であったり、50分程度であったりと、より具体的に数字をあげるほうがよいと思います。

大体一時間か、一時間よりもちょっと短いくらい、という意味の「小一時間」。

このちょっと短いというのが一体何分くらいかは、人によって認識に違いが生じる可能性があります。

個人的には、文脈にもよりますが、50分〜一時間くらいを小一時間と言っている印象があります。

もし正確性が必要な場合には、小一時間といった表現は避けたほうが無難かもしれません。

一時間弱・強

時間などを説明する際に、「一時間弱」だったり、「一時間強」だったりと、単位の後に強弱がつけられることもあります。

この「弱」や「強」を添える表現は、あまり子供や若者のあいだでは使われず、主に大人や年配の人が使っていることが多いかもしれません。

そのせいか、たとえば、「一時間弱」というのが、一体何分くらいのことなのか、一時間よりも少ないのか多いのか、といった意味を知らない、または勘違いしている、という若者も少なくないようです。

この「〜弱」とは、「数量を表すことばにつけて、それよりやや少ないこと」を意味します。

だから、「一時間弱」と「小一時間」は、ほとんど同じ意味です。



具体的な用例として見ると、「徒歩で一時間弱です」とは、一時間未満で、「一時間よりも、ちょっと少ないくらい」を指します。

逆に、「一時間強」と言ったら、「一時間よりもちょっと多い」という意味で、この辺の捉え方に違いがあると厄介なすれ違いに繋がるかもしれません。

あるアンケートでは、「一時間弱」を、一時間に加えてちょっと(弱)、というニュアンスで捉えているらしく、70分くらいだと思っている人が、4人に1人だったようです。

ねとらぼ調査隊では、「『1時間弱』という言葉を、普段どちらの意味で使っていますか?」というアンケートをTwitter上で実施しました。回答選択肢は

・50分くらい
・70分くらい
・その他

の3つ。1万3000票を超える投票の結果、「50分くらい」と答えた人は72.5%、「70分くらい」と答えた人は26.8%でした(「その他」0.6%)。

出典 : 「1時間弱」という言葉、4人に1人が「約70分」の意味で使用 【2021年調査】

一時間弱を、「一時間以上で、ちょっとだけ(弱)加える」という意味で捉えている人からすると、一時間弱は、70分くらいのことだと勘違いすることになります。

おそらく、こういった捉え方をしている人にとっては、「一時間強」というと、さらに結構足すということから、80分くらい、といった認識になるのかもしれません。

そう考えると、必ずしも「一時間弱」といった表現自体が失礼に当たるということはないかもしれませんが、ただ、たとえば上司が、「あとどれくらいでできるか」と尋ね、部下が、「一時間弱です」と答えた際に、上司が50分ぐらいだと思っていても、部下は70分だという認識で言っているかもしれず、その場合、20分くらいの差が生まれてしまうことになります。

仕事などのビジネスシーンで時間に関する誤解が生じると問題なので、〜弱や〜強といった表現も、小一時間と同様避けたほうがよいかもしれません。

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