言葉の意味・由来

わんぱくとは〜意味と由来〜

わんぱくとは〜意味と由来〜

子ども、特に男の子を形容する際に使われる言葉に「わんぱく」があります。

たとえば、「全くこの子はわんぱくだね」と単独で使ったり、「わんぱく小僧」や「わんぱく坊主」などと頭につけることもあります。

また、「わんぱく公園」と名のつく公園も各地にありますし、子どもたち向けの「わんぱく相撲大会」なども開かれます。

わんぱくとは、漢字で「腕白」(当て字)と書き、「子ども、特に男の子が言うことをきかずに、遊びまわったり、いたずらをしたりすること」を意味します。

わんぱくの意味(コトバンク)
子ども、特に男の子がいたずらで言うことをきかないこと。言うことをきかないで遊びまわったり、わるさをしたりすること。また、その子どもや、そのさま。無理やわがままをいう意で、大人に用いる場合もある。

アニメ『ドラえもん』の登場人物で言えば、ジャイアンのような男の子がわんぱくと言えるでしょう。

また、のび太のおばあちゃんが子どもの頃ののび太に言った言葉として、「わんぱくでもいい、たくましく育っておくれ」という願いの台詞があります。

わんぱくは、基本的には男の子に使われる言葉であり、女の子の場合は、類語として「お転婆てんば」を使用し、おてんば娘などという風に表現します

おてんばとは、活発で、はしゃぎ回る女の子を意味し、「わんぱく」と「おてんば」の違いとしては、意味が微妙に異なることと、対象が主に男の子か女の子か、といった点が挙げられます。

おてんばの意味(コトバンク)
恥じらいなく、はしゃぎ回ること、またそのようす、人物をいう。男女ともにいうが、江戸語では、とくに女性のみにあてる。

ただし、「親不孝で従順でない」という意味の「転婆」の場合、男女ともに使われます。

腕白わんぱくの由来は、諸説あり、「関白かんぱく」が変化した語という説、道に外れたことをして人を惑わす「枉惑おうわく」が転じたという説、また、その語が変化した「わやく」の訛りという説などもあります。

一方、おてんばの由来も、オランダ語のontenbaarオンテンバールが語源だという説など諸説あり、正確なことはわかっていません。

江戸語以降用いられているが、語源には諸説あり、定説をみない。その中で、「大言海」はオランダ語 ontembaar から「おてんば」が生まれたとする。しかし、同様の意味を表わしうる「てんば」が既に近世前期にあるので、「てんば」を先行する語とみる方が自然か。

ただし、「てんば」は「おてんば」より広い意味を持ち、「しくじること」「親不孝で従順でないこと」などの意で、男女を問わず用いられ、現在でも西日本の各地にそれらが残っている。したがって、「てんば」に接頭語「お」を加えることによって「おてんば」になったと、単純にとらえることもできない。

この点については、上方で用いられていた「てんば」が江戸語として使用されるに際し、オランダ語 ontembaaar が何らかの形で作用し、新語形「おてんば」を生じると同時に、意味の特定がなされたとの説もある。

出典 : おてんば|コトバンク

このontenbaarは、「手に負えない」「馴らすことのできない」「扱いづらい」「勝気な」などの意味があります。

ちなみに、「わんぱく」と似たような意味の「やんちゃ」も、オランダ語のJantjeヤンチェが由来と考えられています。